K.Sさま 食品・化学品素材メーカー生産管理部門・食品衛生・品質管理をご担当


きっかけ   まもなく定年という頃、第二の人生設計にと一念発起、キャリアコンサルタントの資格を取ろうと勉強を開始しました。   会社ではクレーム・苦情の原因究明、再発防止対策に携わってきました。一方で、同僚や後輩とのコミュニケーションの中で、“話しやすい”、“話を聴いてくれる”等言われることがたまにありました。 人の悩みを訊いて解決する仕事、即ちカウンセリングも悪くないと思ったことがこの資格を選んだ理由です。

  ところが、仕事で身についた、いわゆる“思考のクセ”が面接試験で仇となりました。この“クセ”とは、「問題解決的な思考回路」。仕事も雑談も、日ごろの思考回路は常に問題を解決することが最優先でした。   受験資格を取るために受講していた「CC養成講座」では、キャリアコンサルティングの相談の現場ではこの“問題解決的”な対応、即ち“解決策を想定して、それに沿った応答をすること”が一番やってはいけないことだと教わりました。

  一方で、“相談者の気持ちに寄り添うこと。そのためには相談者の感情の言葉を伝え返すこと”ということも教わりました。これらのことが足かせとなり、質問のバリエーションが極端に狭くなり、次の質問の仕方が分からなくなってしまいました。

例えば、  CL役:“どうしたらよいか分からなくなりました。”  自分: “どうしたらよいか分からなくなったのですね…” と返した後、次の質問に詰まってしまうこともしばしば。質問に詰まってくると、質問が続かなくなることが怖くて、想定した答えを期待する誘導的な質問を発してしまうこともありました。こうなると次の展開の仕方が益々わからなくなり、深掘りの質問をすることすらできなくなってしまいました。

  そう悩んでいた面接試験の一週間前、筆記試験会場を出たところでたまたま手渡された一枚のチラシが、私に手を差し伸べてくれました。その日のうちに受講を申し込んだことは言うまでもありません。


振り返って   本受験直前対策講座を受講して、養成講座では教わらなかったこと、特に“15分間のRP(ロールプレイ)の構成・流れや面談のプロセス”は面接試験当日大変に立ちました。この他この講座で学んだことは以下の通りです。


・深層心理(記憶)の理論から説明いただき、感情・気持ちの反映がいかに重要であるかということを理解しました。

・仕事で体に染みついた“問題解決ありき”の手法とは全く別の手法、即ち“相談者に考えさせ、相談者が自ら解決するようサポートする”手法を体感できた。

・質問の深掘りのコツをある程度習得できました。おかげ様で、面接試験では質問に詰まることはありませんでした。

・ネガティブ(“○○ない”等)な言い回しをポジティブな言い回しに言い替えた例が参考になりました。   例えば:   “自信のないところは上司に悟られたくない。でも自分が何をすればよいか聞きたい” ⇒ “前向きな姿勢を示しつつ、求められている役割を訊きたい”


お勧め   特に仕事上身についた“問題解決”の思考で固まった方には、別の手法も身につくよう指導してくれる本講座はお勧めです。両方の手法を使い分けることが出来れば、面接試験だけでなく、将来様々な職種や色々な場面で役に立つと思いました。


又、質問が苦手、どう深掘りしたらよいか分からないと感じている方には、質問のテクニックを教えていただける本講座はお勧めです。実際面接ではとても役に立ちました。


講座はマンツーマンで、資料を使ってポイントを解説してくれる座学、その後にRP(ロールプレイ)。座学では理論から丁寧に教えていただきました。RPでは、先生がCL(クライアント)役になり、都度中断して悪い点を指摘、模範例を示していただいたところが良かったです。マンツーマンでなければ出来ないことで、いわゆる“クセ”が完全に染み込んだ私にとっては申し分のない講座でした。